昨日、乳癌再発の患者さんが緊急入院してきました。
事情があって継続治療を受けておられず、
再発後も放置されていて、痛みががまん出来なくなって、
駆け込んでこられました。
がんの痛みは、モルヒネやそれに似た薬でコントロールします。
うまくいけば、ほとんど痛みを感じない状態にできます。
しかし、それは治っているわけではありません。
この部分に対する考え方が、患者さんにも、医療従事者側にも、
理解しにくいように感じます。
今まで何人もの患者さんの痛みを診て来ましたが、
「痛みどうですか?」と伺うと、
「少しあるけど、我慢できるくらいです」と言われることが多いのです。
私としては、我慢させたくないのですが・・・
患者さんの、「我慢する」気持ちには、「治りたい」という気持ちがこもっている気がします。
一方、私の「我慢させたくない」気持ちには、
「残りの時間を有意義に過ごしてほしい」という思いがあります。
でもこれ、すれ違ってますよね・・・
昨日入院された患者さんも、あとどのくらいかはわかりませんが、
おそらく長くても数年で亡くなります。
どう生きるのが、一番いいのか。