2008年9月12日金曜日

薬剤師とは その二「服薬説明」

昔は「服薬指導」と言いましたけど、最近は「服薬説明」に変わったようですね。

WHO(世界保健機構)でも、2001年にアドヒアランスに関する会議を開き、

『コンプライアンスではなくアドヒアランスという考え方を推進する』

という方向性を示しているそうです。

コンプライアンスは「服薬遵守」と訳され、

「コンプライアンスがいい・悪い」という感じに使われます。

一方、アドヒアランスは明確な日本語訳がないようですが、

患者さんが積極的に治療方針の決定に参加し、

その決定に従って治療を受けることを意味しており、

患者さんと医療従事者双方が努力して作り上げるものです。


少し話が脱線しましたが、服薬説明に戻りますと、

一昔前は、薬剤師が患者さんにくすりの説明をしようとすると、

「もうお医者さんから聞いたのに、またその話?」みたいな顔をされることもありました^^;

もちろん、今までしてなかったことを突然し始めたのだから当たり前ともいえます。

でも最近では、患者さんも、薬剤師も慣れてきて、

お互いに「アドヒアランスを高める」ことが出来てきている気がします。


ときには、

「お医者さんには聞けなかったんだけど、

ホントはこのくすり飲むと気分が悪くなるの」なんて打ち明けてくれる患者さんもいます。

そんなときに、「それは先生に話した方がいいですよ。私から言ってもいいですか?」と

患者さんに聞いて、了解が得られれば医師に報告して原因を一緒に考えたり、

「いや、そんなにひどくないから先生には言わないで!」と言われれば、

「こういう副作用の可能性もありますから、ひどくなるようなら必ず連絡してくださいね!」と

様子を見ながら経過観察をしたり、

くすりを通じて患者さんとコミュニケーションを取って、

患者さんとくすりのいいお付き合いの手伝いが出来ていると感じたときに、

とてもやりがいを感じます。