2007年10月28日日曜日

診察時間のたった5分でなにを聞けばいいのですか?

先日、院内の糖尿病教室がありました。

私は、薬剤師として薬の説明の部分を担当しています。


今日のタイトルは、そこにいらしていた50〜60代の女性の方が、

ぽろっとこぼした一言です。


そこで、私のメンターである上野直人先生の、

『最高の医療をうけるための患者学』からパクって、

「聞きたいと思っていることをメモしてから受診するといいですよ!

 聞きたいことを、思いついたときにメモしておいて、

 受診のときにそのまま医師に見せたっていいんです。

 医師の側は、逆に患者さんが何を聞きたいのかわからないものなんです。」

と自信を持ってお話してみたのですが、

「あ、そうですね・・・」となんだかぼやけた反応。


うちの夫も、こんなようなことがありました。

突然目が痛くなり、原因がわからないので、眼科受診をしたのですが、

もらってきた薬を私に見せて、「何の病気かなぁ?」と。

確かステロイドと抗生剤だったのですが、それだけでは、

「どこかに強い炎症が起きていて、出来るだけ早く抑えたい」

ということしかわかりません。

病名は?と聞いても、医師から聞いていない、と。

さらに、それなら次の受診のときに聞いてくるようにと言っても、

なんと聞いてこれないんです。

うちの夫は普通のサラリーマンですし、どちらかというと、

言いたいことは臆さず言う方です。それなのに・・・なぜ?


もう薬剤師をして10年以上になりますと、

医療関係者としての習慣が身についてしまって、

一般の方が医療に対して感じているストレスみたいなものを、

感じることが出来なくなって来ています。


大概、自分が受診するときは、自分の病院で診てもらうか、

他へ行くときには職業欄に「薬剤師」と書くので、

医師の方もある程度知識があるものと見て、丁寧に説明をしてくれます。

よくわからないときは、ある程度自分で判断した上で、

わからないことだけを聞くことが出来ます。

でも、医療や病気のことについて、ほとんど知らない患者さんにとっては、

医師と会話するというのは非常にハードルが高いんでしょうね。

なにか、そこのストレスをなくすような、

ハードルを一緒に超えてあげられるようなことが出来るといいな、

と常々思っているのですが、どうしたらいいのかなぁ。