先日、院内の糖尿病教室がありました。
私は、薬剤師として薬の説明の部分を担当しています。
今日のタイトルは、そこにいらしていた50〜60代の女性の方が、
ぽろっとこぼした一言です。
そこで、私のメンターである上野直人先生の、
『最高の医療をうけるための患者学』からパクって、
「聞きたいと思っていることをメモしてから受診するといいですよ!
聞きたいことを、思いついたときにメモしておいて、
受診のときにそのまま医師に見せたっていいんです。
医師の側は、逆に患者さんが何を聞きたいのかわからないものなんです。」
と自信を持ってお話してみたのですが、
「あ、そうですね・・・」となんだかぼやけた反応。
うちの夫も、こんなようなことがありました。
突然目が痛くなり、原因がわからないので、眼科受診をしたのですが、
もらってきた薬を私に見せて、「何の病気かなぁ?」と。
確かステロイドと抗生剤だったのですが、それだけでは、
「どこかに強い炎症が起きていて、出来るだけ早く抑えたい」
ということしかわかりません。
病名は?と聞いても、医師から聞いていない、と。
さらに、それなら次の受診のときに聞いてくるようにと言っても、
なんと聞いてこれないんです。
うちの夫は普通のサラリーマンですし、どちらかというと、
言いたいことは臆さず言う方です。それなのに・・・なぜ?
もう薬剤師をして10年以上になりますと、
医療関係者としての習慣が身についてしまって、
一般の方が医療に対して感じているストレスみたいなものを、
感じることが出来なくなって来ています。
大概、自分が受診するときは、自分の病院で診てもらうか、
他へ行くときには職業欄に「薬剤師」と書くので、
医師の方もある程度知識があるものと見て、丁寧に説明をしてくれます。
よくわからないときは、ある程度自分で判断した上で、
わからないことだけを聞くことが出来ます。
でも、医療や病気のことについて、ほとんど知らない患者さんにとっては、
医師と会話するというのは非常にハードルが高いんでしょうね。
なにか、そこのストレスをなくすような、
ハードルを一緒に超えてあげられるようなことが出来るといいな、
と常々思っているのですが、どうしたらいいのかなぁ。