2007年11月4日日曜日

お任せ医療

『先生にお任せします』


医療の場面でよくある話。




でも、車を買うときに、ディーラーに行って、同じように言うだろうか?


まず、車雑誌やウェブで、いま話題の新車とか、新しい機能とか、値段の相場なんかを調べるだろう。

その後、目星を付けた車のディーラーに行って、実物を見て、オプションとか、いくら値引きしてくれるかなど具体的に聞くだろう。

エアバックの有無や、車体の丈夫さも大事だし、燃費も運転しやすさも重要だ。




では、例えば、胸にしこりがあるのに気付いて、病院に行ったら、乳がんになっていた。


あなたならどうする?


車なら運転したことあっても、がんにはなったことがないひとがほとんどだろう。だから、まず医療従事者に説明してもらうのがてっとり早いだろう。

恐らく、手術しなくてはいけない、と言われる。

では、手術以外の方法がないかというと、そうとは限らない。

場合によっては、坑がん剤治療でも、求める効果が変わらないこともある。


重要なことは、乳がんは治癒が望める病気になってきたとはいえ、長い付き合いになるのはやむを得ず、再発の恐怖が常につきまとうということだ。


もし、最初の治療の後で、すごく残念なことながら再発してしまったら、


その最初の治療のときに、『先生にお任せします』とそれだけしか自分で決めていなかったら、


『あの先生に任せたのは間違いだった!』


と思わないだろうか?




どんな病気でも、治療を始める前に、一度自分の心に聞いてみてほしい。


自分はこれで納得しているか?


そして、もしノーだったら、恐れずに、何度でも医療従事者に確認してほしい。


自分はどんな状況か?

どんな治療法があるか?

それぞれの利点と欠点は?




そして、それらの質問に答えられる、医療従事者でいたいと思う。