2009年1月28日水曜日

スティーブンス・ジョンソン症候群

以前、おくすり相談室にいただいた投稿の中からご紹介です。


Q:こんにちは。ようやくこのようなおくすり相談ができる場所を探しました。以前、風邪を引いた時に処方されたバクシダールを飲んだところ、飲んで20秒くらいで陰部の猛烈なかゆみと口唇部の痛みに襲われました。しばらく痛み、かゆみと戦いながら耐えたところ、何時間かして唇の裏が白くただれたり、血尿が出たり、目や耳も痛がゆいような荒れが出てしまいました。今思うとスティーブンジョンソン症候群の軽いのではなかったのかと恐ろしくなります。そのあと、体調が思わしくなく、薬のアレルギーも多くなりました。スパラでは発疹、セフゾンでは血尿と。ケテックとサワシリンは大丈夫でした。こんな混乱の中、私はお医者さんにどんな薬をお願いすればよいのでしょうか。


A:○○さん、こんにちは。

薬の副作用で恐ろしい思いをされたとのこと。たいへんでしたね。


スティーブンス−ジョンソン症候群は重症例では死に至ることもある、

アレルギー性の薬疹の一種で、様々な薬剤で発症が報告されています。

非常にまれではありますが、薬にはこのような恐ろしい副作用があること、

それは誰に起こるか予測不可能で、確実な予防法も現在のところないことを

今後もきちんと情報提供していくことの重要性を改めて肝に銘じました。


さて、今後どんな薬を使用していったらよいか?という問題ですが、

ともこさんはご自分のアレルギーをよく把握していらっしゃるので、

薬剤師としてはありがたい患者さんだな、と思います。

もうなさってるかもしれませんが、できるだけ正確な薬歴を残して

おいていただけるとより助かります。

薬歴とは、薬の履歴です。いつ、どの薬を、どれだけの量、

どのくらいの期間飲んだか。そしてそのときのアレルギーの有無と症状も

記録しておいていただけると、今どの薬なら安全に使えるかを判断する

非常に有効な手がかりとなります。

調剤薬局などで購入できる「おくすり手帳」をお持ちでしたら、

ぜひ活用してください。


これはどなたにも言えることですが、

薬を使う上で絶対に安全ということはまずありません。

でも、安全に使用できる確率を上げていくことはできます。

特にアレルギー体質の方の場合は、

不必要な薬は使わないこと(症状をよく伺っていないので

なんとも言えませんが、風邪のときにバクシダールは

必ずしも必要ではないと思います。)、どうしても治療上必要な場合は、

今までに使っても大丈夫だった薬をなるべく使うこと、

そのときは再びアレルギー反応が起きても十分対応できる準備をしておいて

もらうこと、そしてこれらのことをきちんと話し合える医師に

治療をしてもらうことが重要かと思います。