2009年2月5日木曜日

もしも、末期がんになったら

ちょっと、想像してみてください。


最近おなかの調子が悪いなぁと思って、検査を受けたら、

大腸がんが見つかってしまいました。

でも、幸い切除可能で、手術を受けてがんを取ることができました。


その後、それほど調子も悪くなく、定期的に検診を受けていましたが、

数年後、肝臓と肺に転移が見つかってしまいました。

特に自覚症状はないのですが、進行を抑えるための抗がん剤治療が始まりました。


抗がん剤治療は少し副作用があって、体がだるかったり、

食欲がないときがあったりするのですが、なんとか日常生活は普通に過ごせました。


ところが、最近息苦しさを感じるようになってきました。

どうやら、肺に転移したがんが広がってきてしまったようなのです。

抗がん剤の種類を変えてみたりしましたが、なかなか改善しません。


肺のがんによる息苦しさをやわらげるには、

通常痛み止めにつかうモルヒネを少量飲んだり、

それでもおさまらないときには、軽い麻酔をかけたりするしかありません。

でも、なんといってもがんの末期ですので、いつ急変するかわかりません。

医療者側としては、そういう方法で息苦しさをやわらげてもいいかどうか、

本当はご本人の意思を確認したいと考えています。


あなただったらどうしてもらいたいですか?

そんなつらい事実は知りたくないですか?

それとも、自分がいまどういう状態かきちんと知りたいと思いますか?