2013年3月11日月曜日

セルフメディケーションと薬剤師

病院で勤務している私にとって、セルフメディケーションに関わることは少ない。
けどたまに、OTCや健康食品について入院患者さんから質問されることもあるので、
ある程度知識を持っておこうと思っている。

今日はしゃちほこ薬科大学のオープンスペーステクノロジーの日で、
「薬局・薬剤師の将来像」というテーマで、病院や薬局、メーカーの薬剤師、
薬学部の学生などの有志で話し合った。
そのなかで、今後の医療情勢のなかで、増大する医療費抑制対策として、
セルフメディケーションが推進されていくなかで、
薬剤師がそこに関与できるのかどうかという問題点があった。

”セルフ”メディケーションということは、「自分で」判断するということで、
よく考えてみると、この場合の自分って患者さん自身ということだ。
なんとなく、薬局に患者さんが来たら薬剤師が薬を選ぶというイメージが強かったけど、
セルフメディケーションの本来の意味って?と思いググってみると、
WHOの定義がみつかった。
Guidelines for the Regulatory Assessment of Medicinal Products for Use in Self-Medicationまだ内容をゆっくり読めていないが、イントロを少し読んでみると、
安全性が高くて安定供給が出来る薬をOTCとして提供することがまず大切ということで、
これは現場の薬剤師というよりは行政の問題と言える。
それから、薬剤師は患者にアドバイスを与える重要な役割を持つとされている。
この”アドバイス”って、どこまでを含むのか・・・?

今日の話し合いのなかで、「患者を診れる薬剤師になるには?」というテーマをあげた。
あえて「診る」という言葉を使って、薬剤師は医学に基づいた診断ができるわけではないが、
看護師が看護診断をするように、薬剤師は薬学診断をするべきだし、実際していると思う。
けれども、今でもあまりおおっぴらに診断という言葉が使われていないし、
今日も実際に「診断」という言葉は伏せておきましょう、ということになった。
これはでも逆に考えると、薬剤師にはある意味での診断ができるポテンシャルがあって、
それが不都合だと思われているのかな?とも考えられた。
専門性をしっかり持った医師はたいがい忙しいので、薬剤師や看護師にできることは
いくらでもやっておいてほしいと思って任せてくれるので・・・

ちょっと話がそれたけど、”セルフ”メディケーションに対する薬剤師の”アドバイス”って、
どこまでを含むんだろうか?そして、そこにはどこから責任が発生するのか。
社会からはどんな役割を期待されているのか。 私達はどんな役割を担いたいのか。
考えていくと、とてもおもしろいテーマだと思う。